先々週、配達を頼んだ野菜が、本日玄関先に届いていた。
こんな大変な時期でさえ、自分の責務を全うする人々が
いまの日本を支えているのだと、深く感動しました。
現在、避難所で生活している母親とやっと話ができた。
水道とガスは止まっており、もちろん風呂にも入れない。
親戚一帯、未だ連絡がとれず、私が生まれた海近の実家は
町すべてが消滅していた。
「自分の事で精一杯」
日常よく、自分が使い、よく聞くフレーズだが
今日は、本当にそんな状況にいる人々の言葉を聞いた。
私の住んでいる場所は現在も、電気も水道もガスも使える。
外出予定もなく車のガソリンを満タンにしたり、
濡れた髪を1200ワットのドライヤーで乾かす。
日常気にしなかった事が今になってとても罪悪感がある行為に
ジレンマを感じる方々もおられると思う。
ひとそれぞれ、いろいろな感覚があるので
今は特に誰かを攻撃したいとおもわない。
冷暖房を一切点けない私は、ゴキブリ並の生命力ですので、
それをいつも自慢してふれまわっている。
文明の中で生きる私たちにも、ある種の苦しみがあるだろう。
その恩恵を受けて生活する私たち皆が、急に誰かを攻撃するより
明るい未来を想像して、今を生きてほしい。
人間の美しい輝きは「心の明るさ」によって助けられる、と言って過言でないだろう。
どの状況にいる人々も、
心も身体も、明るく元気でいることを願います。
また、自分にとって大切なものは何かを考えるよい機会かも知れません。
私は、家族がとても大切だとおもいました。
私自身、臆病な自分に幻滅したので「精一杯」のありかを問おうと思う。
こうして暗闇で生活しながら、皆さんとの明るい明日を夢見て、
わたしは、今日も生きたい。
(お店に関係ない長いブログを読んでいただいてありがとうございます)